基調講演3

 

基調講演 演題:ちょっとおもしろくなる話

 

定延利之(京都大学文学研究科教授)

私は十年前から「わたしのちょっと面白い話」コンテストというものを開いて、色々な人の「ちょっと面白い話」を収集しては、ビデオの形でネット上に公開しています(http://www.speech-data.jp/chotto/)。五年前からは、日本語学習者にもコンテストに参加してもらっています(詳細は以下の参考文献を見てください)。

話の面白さは言語固有・文化固有の面があります。中国語で話せば面白い話でも、日本語で話したらどうなるかはわかりません。ここでは、日本語の面白い話について、内容と話し方の2面から、簡単に紹介したいと思います。

Sadanobu, Toshiyuki. 2018. “The “My Funny Talk” Corpus and Speaking Style Variation in Japanese.” In David G. Hebert (ed.), International Perspectives on Translation, Education and Innovation in Japanese and Korean Societies, pp. 133-147, Cham: Springer International Publishing.

定延利之(編) 2018 『限界芸術「面白い話」による音声言語・オラリティの研究』東京:ひつじ書房.

 

  • 略歴

・1985年 京都大学法学部卒業

・1987年 京都大学文学部卒業

・1998年 京都大学文学研究科博士課程修了,博士(文学)

・1991年 神戸大学講師

・1995年 神戸大学助教授

・2004年 神戸大学教授

現在,神戸大学名誉教授。京都大学文学研究科教授(2017年~)。

専攻は言語学・コミュニケーション論。軽視・無視されがちな「周辺的」な現象の考察を通じて言語研究・コミュニケーション研究の前提に再検討を加えている。

 

  • 主要業績

・『認知言語論』(大修館,2000)

・『ささやく恋人,りきむレポーター』(岩波書店,2005)

・『煩悩の文法』(筑摩書房,2008,[増補版]凡人社,2016)

・『日本語社会 のぞきキャラくり』(三省堂,2011)

・『コミュニケーションへの言語的接近』(ひつじ書房,2016)